「建具が素敵なおうち」
と言われて、みさせていただいた お家。
「建具が素敵?建具?」
って意味がわからなかったのだけど
そこへ行って、見て、意味がわかった。
ああ、自分が今まで見てきて建具は
「なんちゃって材(ベニヤに木の薄いシールが貼ってあるだけのもの)
を使っている、ハリボテ建具だったんだなあ、、、」と。
素敵な建具は
木を使って、もちろんプリントではない木目があって
重厚感があって、経年によるシール剥がれではなくて
味が出ていて
そして、雰囲気がそれ一つでも、作品のように美しい。
でも、そこのおうちに行かなければ
「建具が素敵」
という、助言がなかったら
気がついてなかったかもしれない。
今まで、いかに偽物の中で暮らしていたかということを。
知っていて、それを選ぶのと
知らなくて、それしか、選択肢がなくて選ぶのとでは
違うよなあって思う。
昔、リカちゃん人形のおうちの壁の
プリントの壁紙や、シールの時計のチープさに
なぜ、立体じゃない?って憤慨していたが
まさか、今、自分がシール貼っただけの扉や
柱に囲まれて暮らしてるなんて、
シュールだわ。